伊良湖⇒大王崎⇒的矢湾(鳥羽マリーナ)
2014年5月4日
5月3日の午後3時頃から吹き荒れた風は、翌日4日の午前7時でも残り、出艇するか迷っていた時に、2艇のヨットが伊良湖港の堤防越しに南下するのが見えたので、即出艇を決心し8時過ぎには、伊良湖港を出ることになりました。
目の前の神島は、20年前に一度だけレースで神島の西側を通過した事があるだけで、これからは全てが未知の体験となります。
伊良湖燈台を左手に見て、神島の東側を一路、的矢湾に向けて1ポイントリーフ(縮帆)で向かいます。
神島を越え3~4km南下すると潮目があり、その線を越えるとなんと海の色が真っ黒になりました。
これが、黒潮とすると生まれて始めて黒潮に乗った事になります。
途中、石鏡沖で無風となり機帆走に変え、的矢湾に向かいましたが、あっけなく早々に着いてしまったので、大王崎に寄り道をし、Uターンして的矢湾に入港しました。
神島の東側の風景
(神島の東側は航路から外れる為、見た事がある人は少ないと思います。)
- ※的矢湾の入港に際しての注意点
- 時期的なものなのかもしれませんが、的矢湾入口の外海の南側には、無数のブイが浮いていますので、沖より的矢湾の中央よりやや北側を目指し270度前後で入港します。
的矢湾入口部の南側には、洗岩・暗岩等の暗礁が南北に点在し、北側では暗礁が東西に点在しています。
よって、的矢湾に入るには、北側3/4の真ん中を通過して入港するのが安全かと思います。
私は、的矢湾の外でセールダウンを行いましたが、湾内でセールダウンした方が良いかと思います。十分な広さがあります。 - ※鳥羽マリーナへのアプローチ方法
- 約270度で的矢湾に入港してきたら南北に赤緑のブイが見えますので、真ん中を通過し310度に方向を変えます。
500mほど進むと魚釣り用のイカダが南北に3列5段ほど見えてきます。
その南端にある奥から数えて3番目のオレンジ色の工事用ポールが直立しているイカダを発見したら、北(5~10度)に偏針し、入り江のずっと奥に進みます。
一見すると、突き当りのように見える陸地の50mほど近くまで近づくと、突然左側(西側)に入り江が見えますので、その入り江の右側(北側)が鳥羽マリーナとなります。
軽油・ガソリン・水の補給が出来ます。(周りが森に囲まれた、隠れ家的な素晴らしいマリーナです。)マリーナに到着し入港手続きを済ませ、シャワーを浴びビールで乾杯したところ、酔っぱらってしまい、気付けば周りは真暗でした。写真を撮りましたが、係留した横に森がある事なんてこの写真からは分かりませんよね…。